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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
2005/05/13 金曜日

わりと売れているらしい、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」という会計学の入門書みたいなのを読んでみた。

とりあえずタイトルが気になって、会計学にすごく興味があるわけでもないけど多少でも知ってたらタメになりそうだしってことで。タイトル負けしない内容で、素朴な疑問を取り上げて身近な話題から会計学に持っていくので読みやすいし、興味も沸く。専門用語もさほど多くなくてさくさく読めた。

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」に始まる素朴な疑問が解決できただけじゃなく、疑問会計学の基本の部分はある程度わかったので、なんとなく一石二鳥な感じ。読んだことで会計についての考え方は少しわかったし、なにより興味を持てた。たぶん社会に出てたら嫌でも関わる機会があるんじゃないかと思った。わりとおすすめできる一冊。学生が読む本でもないのかもだけど・・・。

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パレード
2005/04/20 水曜日

最近また、自分の中での吉田修一ブームがやってきてて、とりあえず彼の作品を読みたい衝動にかられてる。

そんな自分ブームに乗って読んでたパレード。山本周五郎賞を受賞した作品のよう。

都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。本音を明かさず、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。

俗に言う青春小説だと思って読んでたけど、なかなか巧妙な話。章ごとにそれぞれの登場人物の視点で書かれていて、読み進めるうちにだんだんと彼らがどんな人達なのか掴めてくる。

彼の作品を読むと毎回思うのは、何とも言えない”日常を切り取った感”。それは直接的な言葉じゃなくて、感覚的な描写がうまいんだろうなと思う。そういう部分がすごく好き。この作品はそういう部分がより強く感じ取れるのに加えて、はっとするような仕掛けが最後に待ってた。面白かったの一言で片づけられるほど単純じゃないんだけど、個人的にはすごく面白かった。またそのうち頭から読み返す気がする。そんな作品。

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渋谷ではたらく社長の告白
2005/04/07 木曜日

渋谷ではたらく社長の告白サイバーエージェントの社長で奥菜恵の旦那さんである藤田晋が書いた「渋谷ではたらく社長の告白」を読んだ。

地元にはまったく売ってなくて、都内で見たら発売一週間足らずでもう第2刷。かなり売れてる様子。話題の人でもあるし、最近就活で本人の講演を聞いたこともあって購入。会社自体に正直興味はなかったのだけど、若い社長だし、奥菜恵だしどんな人生を歩んできたのかはちょっと気になってたし。就活の移動時間とかでちょっとずつ読み進めようなんて軽いノリだったのだけど、引き込まれて2日で完読。それほど魅力ある本でした。

まず読んでみて、すごくドラマを感じた。もちろんネタになることを中心に書いてあるわけだけど、汚い部分も挫折や失敗、成功も、そしてそれらの行動の原因と結果がものすごくリアルに伝わってくる。綺麗な話では決してないけれど、最終的に今につながるわけでなんというか結末の見えているものすごく壮大な冒険ものを読んでいるような感覚だった。構成の上手さ+とにかく伏線が無数にあって絡んでくる様は、今まで読んだ多くのリアルなフィクションに確実に勝るノンフィクション。多少なりともこの社長に興味があるなら、必ず読むべきだと思う。

さらに興味深かったのが、まさに今メディアを騒がせている特にIT分野に関わる多くの有名な方々が話に出てくるところ。なんだか意外なところで登場したりして、妙に興奮しました。自分みたいにビジネスに無知な学生でも読めたので大抵の人ならハマれそうな一冊。本気でおすすめです。

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エソラ vol.1
2005/03/06 日曜日

esora vol.1昨年末発刊のものだけど、エソラとかいうちょっと変わった「物語雑誌」を購入。

最近たまたま知って、小説+漫画のみという変わったスタイルと吉田修一作品が収録されてるのに惹かれて、ちょっと高い気はしたけど購入。最近は就職本優先でろくに小説も読んでなかったので、久々に電車での読書を楽しんでみた。

まだ全部読んでないけど、クセのあるラインナップですべて読み切り。小説も漫画も、ファンタジーチックなのから日常を切り取ったものまで幅広い。普段読まないような作品も含めて、バランス良く収録されてる。ほとんどが短めの構成で、それぞれいいテンポで読み進められるし、「物語雑誌」ってのがほんとに新しい感覚。こういうタイプの雑誌が他にも出てるのか知らないけど、ちょっといいかもって思った。

次号は7月予定とのことでずいぶん先だけど、意外とそのくらいのペースがちょうどいいのかもしれない。次はどんな作品が収録されるのかって楽しみもあるし、独特な表紙のセンスにも好感が持てるので、今後も期待大な雑誌。

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THE PERMANENT COLLECTION
2005/02/27 日曜日

THE PERMANENT COLLECTION木曜深夜の番組「NEW DESIGN PARADISE」の永久コレクションブックを購入。

番組自体は前から見ていて、既存の歴史のあるモノをデザインし直すっていうテーマとその分野の専門家だったり、有名なクリエーターだったりがデザインし直すっていうコンセプトが好きで、本が出たら是非買おうと思ってたら最近発売されていたようだったので、迷わず購入。

内容としては、番組サイトの作品リストで紹介されているやつと同じなんだけど、深く掘り下げてあったり、制作者のコメントが載ってたりで読み応えもあるし、手元に置いておきたくなる一冊。だと思う。

個人的には「シンプルこそ最高のデザイン」だと考えているので、作品は琴線に触れたり触れなかったりなんだけど、それも魅力の一つだと思う。どれも「デザイン」という曖昧な言葉の解釈を制作者がしていて、それが作品の方向性にまんま表れている感じ。番組を見てる限りだと、どんなデザインが仕上がってくるのか予想もつかなくて、それも楽しみの一つ。老舗番組になって欲しい。続刊にも期待。

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骨音
2004/10/20 水曜日

IWGPの3作目、骨音をさっき読み終えた。

今日の記録的な台風のおかげでいつも利用してるローカルな線が遅れてた上に、速度落として運転してたので仕方なく読書に没頭。おかげでほとんど読み終わっちゃったのでさっき部屋で完読。にしても今回の台風を甘く見すぎてた。地元に帰ってきても想像以上にヤバくて焦った。とりあえず帰れて良かったー。

肝心の骨音の方は前にドラマ版IWGPのスペシャルの原作になった話が収録されてて、文庫化を待ち望んでたやつ。前2作と違ってドラマ化されてないやつが大半を占めるので、内容的には新鮮だった。題材になってるテーマも含めてリアルなんだけど、知らない世界っていうのがまた興味をそそる。展開はある程度パターン化されてるんだけど、何もないところから事件が沸いてきていろんな要素が絡んできて主人公が解決へ導いていくっていうのは読んでて毎回わくわくするし楽しい。やっぱり安心して読める作品。

石田衣良の作品はまだ文庫化されてないものも結構あって楽しみは尽きない。新作も次々と発表されてるし、話も多彩でなおかつ面白いのでこれからも楽しみ。一番はIWGPだけど。

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パーク・ライフ
2004/10/13 水曜日

日比谷公園最近では月9の原作者としても有名な吉田修一の小説に以前芥川賞を受賞した、パーク・ライフというのがある。芥川賞で話題になったときに衝動的に購入して、かなり惚れ込んだ一冊。最近文庫化されたらしく、本屋で見かけてちょっと読み返したくなったので、こんな夜中に読書タイム。

ものすごくリアルに都会で暮らすある男の日常を切り取った話。公園という場所が話の軸として描かれている筋だけを追えばたわいもない話なんだけど、どこを読んでもリアルで、個人的に憧れる環境というか大人の日常みたいなのがとても好きで、さっき読み返してみてもなんとも言えない感覚があった。これはほんとに個人の好みに強く左右される部分だし、感じない人は何も感じないんだろうけど、自分にはとても影響のある一冊でこの本を読んでから舞台である日比谷公園にも行ってみたほど。

周りをビルに囲まれた大きな公園。まったく馴染みのない光景ですごく変な感じだったけど、公園の中はとても落ち着いてた記憶がある。出来るなら今後、そんな環境が近くにある暮らしがしてみたい。ってちょっと影響受けすぎ?でも公園ってのはかなり憧れる生活の要素のひとつ。

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ドミノ
2004/09/28 火曜日

夏前から読んでた恩田陸ドミノを今日やっと読み終えた。タイトルも筆者も全然知らなかったんだけど、「東京駅が舞台のハプニング系」ってのに惹かれて購入。

基本的に通学用なのでいつものことながらなかなか読み終わらない。特に今回は長かったー。けど最後まで飽きずに楽しく読める作品でした。いろんな登場人物の日常からハプニングが次々起こってそれらが絡み合ってく物語。途中からちょっとやりすぎな感じもあったけど、最後も上手くまとまってたし後味も良かった。

今学期から大学に通う日も減って電車に長時間乗ることもないので、小説を読む時間も減りそうだ・・・。ただ明日以降は待ちに待ったIWGPの新刊が控えてる。普通に家で読んでもいいんだけど、あえて電車でのんびり読もうと思う。

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ビームス戦略
2004/09/19 日曜日

ビームス戦略ここんとこ明らかにBEAMSネタが多いからどうかとも思うけど、ビームス戦略というビジネス書を読んでみた。

図書館で数ヶ月前に予約してたんだけど、忘れたころに用意できた連絡があったので借りてきた。もちろん「ビームス戦略」という題名に惹かれて読もうと思ったわけなんだけど、まーこれから本格的に就職を考えていったら企業研究でこういう本も読むのかなと思って、とりあえずは興味あるやつから。ただアパレル業界なんてうちの大学の専門分野とはほんとに無縁だな。

内容としてはBEAMSのこれまでのマーケティング戦略と、ファッションその他の時代の流れとを絡めて企業としての取り組みや世間での位置づけなんかを見ていく感じ。細かいとこはあんま考えずにBEAMSの歴史を書いた本として読んだけど、結構おもしろかった。たぶんこれは業界よりもこの企業に興味があるからだと思うけど、消費者側から見てた部分と企業側から見た部分が重なったりずれてたりってのは読んでておもしろく感じられた要素だった。

こういう企業に関する本が出てるのって、やっぱり大企業が中心になってるだろうとは思うけど、興味のある業界のやつがあればちょっと読んどこうかなと思った。業界に関する知識はなくても企業のイメージってのはだいぶわかったし、何より意外とおもしろかったし。

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69 sixty nine
2004/07/09 金曜日

明日から公開される映画、69 sixty nine原作をさっき読み終えた。

村上龍という作家は有名みたいだけど全然知らなくて、今回クドカン脚本で映画化されるっていうのを聞いて気になってとりあえず読んでみることに。

文体は結構好きな感じ。まず、1969年っていう自分の知らない時代の描写に惹かれた。まだ戦争が日常に残ってた時代、今とは考え方も思想も憧れも全部方向性が違うんだなって思った。読んでる途中で知って驚いたのが、この作品が自伝的小説だったってこと。ここまで楽しくてリアルな青春が本物って知ると、妙にわくわくした。35年も昔の話なわけだけど。現代じゃまずこういう青春ってのはないだろうから、読んでて爽快だったし、とにかく楽しかった。

映画は、意外と忠実に描かれるんじゃないかと期待。クドカン脚本ってのも大きいけど普通に楽しみだー。CM見て思ったのは長崎弁がなんかいいかも。

娼年
2004/06/25 金曜日

こないだ買った石田衣良の「娼年」を読み終えた。

最近は小説一冊買ってもちょっとずつしか読まなくて、読み終わるまでにやたらと時間かかってたんだけど、今回はかなり早いほう。短い小説だったし、なんか一気に読むのが合ってる感じだった。

内容は予想以上に官能的、一般的に言えばエロいのか。普通にそういうシーンを中心に、主役の「娼年」であるコールボーイの夏を描いた話。今まで読んだ石田衣良作品とはちょっと違った。ただ読んでる最中はエロさとかよりも、お客さんとして出てくる人や主人公を取り巻く人たちのエピソードのほうが気になった。みんなコンプレックスみたいなものを抱えてるのに、ネガティブじゃなくてむしろポジティブ。思いっきり個人的な解釈だけど。とりあえずそのポジティブさみたいなのが妙に話を引き立たせてて、軽い話じゃないのにさくさく読めた。意外と引き込まれたけど、読む人を選ぶ小説ではあるかも。

| Book | 23:53 | comments (0) | trackback (0) |
バトル・ロワイアル
2004/06/12 土曜日

こないだの小6女子の事件の加害者がこの作品が好きだったみたく報道されてて、ちょっとタイミング良くないけど、何ヶ月か前から、少しずつ読み進めてた「バトル・ロワイアル」の文庫版をさっきやっと読み終えた。

大抵電車でそれも気が向いたときにしか読まないので、終わるのはまだ先になるはずだったけど、もう結末が見えていたので思い立って今読み切った。映画はDVDで2回見てて、内容はもう知っちゃってたので最後まで読んで、ああやっと終わったかっていう感想。

とにかく映画よりはるかに描写がリアル。映画が表現力に欠けてるってわけじゃなくて、これでもかってくらい細かくリアルに描かれてる文章が強烈すぎ。電車で読んでて何度顔をしかめたことか。でも、描写がリアルなのは作品の面白さを引き立ててる。最悪なプログラムの中で最悪な結末を迎えてく生徒達それぞれに歩んできた人生があって、受け入れたくない現実の中で思うところもあって、それらが物語の中でひとつひとつ語られてくのは、このちょっと異常なテーマを描いた作品が面白いと感じられる最大の理由だと思う。まあそんなこと言ってもテーマが異常なのに変わりはないから、誰もが面白いと思える作品ではないのかな。

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世界の中心で、愛をさけぶ
2004/06/01 火曜日

映画化されて話題になってる「世界の中心で、愛をさけぶ」を読んだ。

読みたいなーと思ってたら、ちょうどよく借りれた。300万部も売れてるらしく、持ってる人は意外と多いよう。

一気に読めるって聞いていたので、そのつもりで読み始めた。前半はちょっとベタだなーとか思ってたけど、読み進めるうちに引き込まれる。こんな恋愛は実在するのかなってくらいの恋愛物語。単純な恋愛だけではないけど。ラストは最初から示されてるし、これ知っちゃってたらどこで泣けるんだって思ってたのに、終盤にはやっぱぐっときた。ああここで死んじゃうんだな、この先はもうないんだなって思うと、しっとりした気分にならずにはいられなかった。

映画はこの小説の続きみたいな感じで、あんまり評判良くないみたいだけど、原作読んじゃうと見たくなってくる。今度ドラマ化されるって話もあるし、そっちも気になる。にしても発行されてから一年ちょっとで映画化→ドラマ化ってのはすごいよなー。面白いって言ったら変な感じだけど、読んどいてまったく損はない小説でした。

| Book | 23:55 | comments (0) | trackback (0) |
デザインの現場 no.133
2004/04/19 月曜日

STYLE OF DESIGNで紹介されていた「デザインの現場2004.4号」をやっと購入。普段はたまに見る程度だけど、今回の特集が「タイポグラフィの学び方」だったので買わずにはいられなかった。

何人かのデザイナーのインタビュー中心で、タイポグラフィの基礎的な知識についても載っていた。タイポグラフィは奥が深いとあらためて実感。気になったのは、記事中の木村裕治氏のインタビューにあった一言。

「焦っても何も身につかない。まず自分の方向性を持つことだね」

確かに、方向性が定まっていないのに焦っても、何をすればいいのか、何を学べばいいのかもわからない。焦るより、時間をかけてでも方向性を見つけるのが一番いいのかも。

来年には就活もスタートする。あと一年もない。時間が中途半端に残ってるこの時期には、とても考えさせられる言葉。はっきりとした方向性を持つのはそう簡単なことではないだろうけど、それに向けて努力はしてみようと思った。良い意味で焦らずに。

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ルージュ・ノワール
2004/03/19 金曜日

結構前に買ったはずの「ルージュ・ノワール」とかいう小説をやっと読み終えた。

IWGPの原作の外伝ということで、多少本編に絡んでくるものの、大筋は全然関係ない賭博とやくざの話。「十分間で一千万の狂言強盗」が仲間の裏切りで、「やくざから五千万の借金」になった男。やっと掴んだ裏切りの黒幕を見返すための大博打に挑む・・・というのが流れ。

全然知らないやくざや賭博の世界の話にも関わらず、テンポの良い文章とスリルある展開にすぐ引き込まれた。この辺は石田衣良のすごさだと思うけど、作品を読むたびに思う。

物語の最後、カジノのルーレットで「赤か黒」を選ぶときの主人公は、結果がどうなるかなんて考えていない。むしろどっちでも良いと思っている。確率は2分の1で、自分も、そこにいる誰にも結果は見えていない。ただ、「赤か黒」どちらかに決まるだけ・・・。

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